ご縁があったらまた会いましょう! 映画、香港、原田真二が大好き♪
マイ・ブルーベリー・ナイツ
2008年03月31日 (月) | 編集 |
myblueberrynights.jpgマイ・ブルーベリー・ナイツ My Blueberry Nights(香港・中国・仏) (2007)(日本公開2008年3月) +0.5
監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)
出演:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン


台詞が英語でも、西洋人が演じていても、NYのカフェが舞台でも、やっぱりウォン・カーウァイの世界だった。ところどころに《欲望の翼》《恋する惑星》《ブエノスアイレス》などが見えかくれするのだ。
失恋したエリザベスノラ・ジョーンズ)は彼氏がよく通っていたカフェで、オーナーのジェレミージュード・ロウ)に「いつも手つかずで売れ残ってしまうんだ」と差し出された甘酸っぱいブルーベリーパイをきっかけに店に通うようになる。二人の気持ちが通じ合って、いい雰囲気になったかなというところで、まだ失恋から立ち直れずにいるエリザベスはある日突然何も告げずに"自分探しの旅"に出てしまった。
旅先で出会った人たちからいろんなことを学び、ジェレミーにハガキで報告するうちに、エリザベスは変わって行く。そして数千マイルもの距離を経て、やっと一番近くにいたジェレミーの元へ帰ってくる。

ウォン・カーウァイにしてはストーリーはわかりやすく、ハッピーエンドは珍しいかな。撮影はいつものクリストファー・ドイルではなかったけど、相変わらず独特の色彩は美しいし、カメラワークもとても彼らしい。
話し相手になってとても優しくエリザベスを慰め、ひたすら彼女の帰りを待つジェレミーが、失恋をしてもなお彼氏のアパートの前までついつい来てしまう《欲望の翼》マギーを慰める華仔や、レスリーに献身的に尽くす《ブエノスアイレス》トニーに見えちゃうのよね。
NYの高架の電車が映し出される度に《ブエノスアイレス》のラストシーンに出てくる台湾の地下鉄を見てる気分にさせられるし、カフェは《恋する惑星》を思い出すし...。全体的にスローモーションを多用してるせいもあるかも。ウォン・カーウァイの映画にはとても印象的なシーンでスローが使われることが多いから。
そして相変わらず音楽の使い方がとても上手。いい曲を使うのよね~テーマソングのノラの歌もいいけど、中で使われているソウルフルな曲もとても良かった。
そして見た後はブルーベリーパイが食べたくなるわ
私は映画を見ていて主人公のエリザベスよりもジェレミーの方に感情移入してしまいました。何でかな?
エリザベスが出会う人の中ではデヴィッド・ストラザーンがすごく良かった!昼間のビシッとした警官姿もステキだし、夜には捨てられた妻を思って酒に溺れるヨレった姿も良かった。昼と夜ではまったく別人のように見えました。素晴らしい俳優だと思います。レイチェル・ワイズナタリー・ポートマンもいつもとはちょっと違うイメージを監督から引き出されたみたいね。それはジュードも同じだと思う。これがウォン・カーウァイ・マジックよね。とにかくキャストがとても良くて、それぞれの俳優がいい仕事をしてる感じ。
意識したわけじゃないけど、最近何となくジュード・ロウ主演の映画を見る機会が多くて、認識を新たにしました。今までは単なる女グセの悪い(?)イケメン俳優だと思って、ほとんど興味がなかったけど、実は演劇青年で若い頃から舞台で活躍していた根っからの演技好きな俳優だと知り、評価を改めました。最新作の《スルース》ではプロデューサーを務め、《チューブ・テイルズ》では監督もやり、本当に映画好きな人なのね。"英国一(世界一?)美しい男"と言われていた若い頃よりも私は今の方がいいなあ。頭はちょっとキューピーちゃん状態になってきてるけど.....
やはり私はウォン・カーウァイの映画が好きなのかも。彼とは誕生日が同じだしね。あ、年齢は違うわよ!