有縁再見!
ご縁があったらまた会いましょう! 映画、香港、原田真二が大好き♪
秋の夜長に
『世界一有名な探偵小説 シャーロックホームズを楽しもう!』という番組があって、見たんだけど面白かった。
大槻ケンヂがホームズファンで、翻訳家の日暮さんと一緒にマニアックな話をしてました。
私はシャーロキアンではないけど、一応60編全部読んだから、多少は私にもわかったぞ。
アシスタントの若い女の子が実は現代を舞台にしたドラマ『シャーロック』にはまっていて、大槻さんたちの話に意外とついていってるのよね。
司会の別所哲也さんが悔しがっていたのが印象的。

大槻さんは「ホームズの小説はたまにヘンな話とか、そんなのあり得ないっていうのがあって、ツッコミどころ満載なのが面白い」って言ってたけど、その通りだと思う。
私も60編読んだけど、「えっ?!こんなオチ?」とか思うものや、ヘンな話だなって思うものもあった。だからこそシャーロキアンたちはあーだこーだと議論したくなるのね。

番組を見ていたら、また久しぶりに小説を読んでみたくなったので、秋の夜長(いや、残暑で厳しい)に読書でもしようかな
そういえば映画がきっかけで新訳の『シャーロック・ホームズ』を揃えたんだけど、翻訳は日暮さんだったわ。


マニアックな今日この頃
なぜか子供の頃に『シャーロック・ホームズ』の物語を読んだ記憶はなく、シャーロック・ホームズとは鹿撃帽をかぶり、インバネスコートを着て、パイプをふかして、気難しい顔で推理をする名探偵で、相棒にワトソン君がいるってことぐらいで、ほかには何も知らなかった。
大好きなロバート・ダウニーJr.がホームズ役をやるというので、映画では原作の物語ではなくオリジナルストーリーになるとは聞いていたけど、ホームズの世界を知りたくて、60話全集読んでしまいました。
60話もあるので大変かなと思ったけど、56話が短編だったので、すんなり読めました。長編ものも面白かったのでちっとも苦痛じゃなかった。

主演のダウニーの外見が"痩躯で長身"のホームズでないことやアクションが強調されてるせいで、あちこちで「今までのイメージと違う」と言われてるけど、実際に映画を見てみるとそれほど違和感はない。シャーロッキアンたちからも受け入れられているぐらい原作に忠実。

映画を見て、原作やドラマから採用したシーンや台詞があると知り、改めて原作やドラマを見直しまくりました。

まずはオープニングシーン。
ドラマのオープニングと同じように、Baker Street, NWという表示から馬車が走るベイカー街の通りへカメラが移動。これはドラマに敬意を表したということかな。ほぼ同じアングルで思わず、「おぉ~」

データ、データ、データ!粘土がなくてはレンガは作れない
◆原作《ぶな屋敷》
◇ドラマ《ぶなの木屋敷の怪》
*映画では亡くなったトーマス卿の捜査のため、警官たちと屋敷を訪ねたホームズが警官たちに全く同じ台詞を言ってました。

拳銃で撃ち抜いたVRの文字
◆原作《最後の挨拶》で拳銃で壁に"VR"(ヴィクトリア女王)を撃ち抜くシーンがある。
どのエピソードか忘れたけど、ドラマでもちゃんと出てきました。おそらく《ボヘミアの醜聞》だったかな。
*映画では部屋に引きこもって拳銃の消音機能を開発してるホームズが壁に"VR"の文字を拳銃で撃ち抜いてました。

ささいなことが重要なんだ
◆原作ではあちこちに出てくるので、確認はしてないけど、ドラマでもあちこちで出てきてるはず。
*映画ではメアリーに初めて会った時に、彼女から「ささいな事で推理するなんて非現実的」みたいなことを言われて、ホームズが反論。「実際のところ、ささいなことが重要なんだ」と。そのすぐあとに初対面のメアリーの身の上を"ささいな事"から推理して見事当ててました。

結論を出すのは早計だ。理論を優先させると、事実を歪めてしまうことがある。
◆原作《ボヘミアの醜聞》
「まだ資料がない。論拠をもたずに理論を構成しようとするのは、重大な過ちだ。事実に合う理論を生み出すのではなく、無意識のうちに理論に合わせて事実をねじ曲げるようになってしまうからね」
*映画ではホームズワトソンと質屋に向かう道すがら、事件の話をしてる時に、ワトソンが昔起きた不思議な話をして、「今回も超自然的な出来事じゃないかな」と言うと、ホームズが「まだ結論を急ぐな」と釘を刺してました。

君には沈黙という才能があるね。黙っている限り君は親友だ。
Watson, You have a grand gift of silence makes you quite invaluable as a companion.
◆原作《唇のねじれた男》
「きみは沈黙というすばらしい才能をもっているね、ワトソン。だからこそ、きみは相棒として申し分のない存在なんだ。」
原文ではYou have a grand gift of silence, Watson. It makes you quite invaluable as a companion. 映画もほぼ同じ台詞ね。
不機嫌な(というかホームズに腹を立てている)ワトソンホームズが話しかけても口をきこうとしないことで、この台詞を言ってました。
原作では推理に集中するホームズに気を使って、本当は真相を聞きたいワトソンが推理の邪魔をしないようにと黙っててくれたことに対してこのように言ってるのよね。

アイリーン・アドラーの写真
◆原作&ドラマ《ボヘミアの醜聞》
ホームズより一枚上手だったアイリーンが、ホームズたちが求めていたボヘミア王と一緒の写真ではなく、自分だけが写った写真を置いて逃亡。それをホームズが"お礼の品"としてもらって帰って大事に保管。
*映画ではそれが机の上に飾られていたところを見ると、ホームズは相当彼女が好きなのね。

アイリーン・アドラーの過去
◆原作&ドラマ《ボヘミアの醜聞》
ボヘミア王(当時は皇太子)がアイリーンと交際している時に結婚話まで出たということと、最後にアイリーンは弁護士と結婚してイギリスを去って行くエピソード。
*映画ではそのあたりのことをアイリーンホームズの会話で何気なく言及している。彼女が今は独り身に戻っているのをわかって、ホームズアイリーンに「また旦那を探してるのか?」と聞くと彼女が元夫(きっとこれが弁護士ね)の悪口を言うのよね。それにホームズアイリーンについて調べたというファイルの中身を読んでいる時に"ロマノフ王家の王子との婚約を破棄"みたいなことを言っていたのでこれがボヘミア王とのことを指してるんじゃないかと思う。

《四つの署名》からの引用
まずはこのエピソードの冒頭のホームズがコカインをやるシーン。
◆ドラマでは《ボヘミアの醜聞》でほぼ原作通りのシーンが再現されていた。
引き出しの隙間から注射器を見てしまったワトソンが(原作では実際にホームズが注射を打っている)ホームズに「今日はコカインか?モルヒネか?」とちょっと皮肉まじりに聞くと、ホームズはあの有名な「7%濃度のコカインは最高だよ」の台詞。
ワトソンは「医師として、友人として忠告するけど、そんな体に悪いことはやめてくれ」と注意してます。
*映画ではコカインのシーンは出てこないけど、ワトソンが「目の手術用の薬を飲んだのか?」というシーンがあって、当時目の手術に使われた薬品はコカインだったとか。
この"医師として、友人として(as your docotor, as your friend)"は部屋にこもりきりのホームズワトソンが「たまには外出したらどうだ?」と忠告する時に言ってます。

のちにワトソンと結婚することになるメアリーの衣装
◆原作とドラマ《四つの署名》でメアリーがフード付きの黒いマントを着て登場するシーンがあります。
*映画ではワトソンを保釈しに来る時に同じ衣装でメアリーが登場。シャーロッキアンたちの間では黒いマント姿のメアリーがイメージなのかもね。

人払いをして、一人でゆっくり調査
◆原作とドラマ《四つの署名》でホームズショルトーの家で現場になった部屋を調べたいばかりに、ショルトーに警察に行って、事情を話し、警官を連れて来るように言っていた。それでホームズは「よし、これで30分自由に調べることができるぞ」と早速調査開始。
*映画ではトーマス卿の部屋でホームズが警官たちに入浴剤の元の容器を探してくるように言い付けて、その間に一人でこっそり部屋を調査。
きっとこのやり方は他のエピソードでも使ってるでしょうけど。

暗闇のボートでの川下り
◆原作《四つの署名》では暗闇の中、犯人たちを追跡するボートチェイスになっていて、一番の山場。
*映画ではホームズワトソンがナイン・エルムズに向かう時に夜ボートで川を(下るのではなく)上ってました。ホームズが騎士団の本部から川へ飛び込んで逃げ、国会議事堂の地下に繋がる入り口までもボートで移動。
そういえば、原作にもナイン・エルムズが出てきたわ。

原作はまだ全部見直していないので、ほかにもいろいろ引用があって、これからまだまだ出てくるかも
とにかく毎日マニアックな感じで、原作とドラマをチェック中

データ、データ、データ!
データ不足だよ。粘土なしでレンガは作れん(Data, data, data! I cannot make bricks without clay.)

ジェレミー・ブレット主演のドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』の《ぶなの木屋敷の怪》を見ていたら、このセリフが出てきてびっくり
映画『シャーロック・ホームズ』に出てきたセリフと同じじゃん!
「粘土がなければ、レンガは作れないよ」
映画では字幕の文字数の関係で「データ、データ、データ!」の部分は割愛されてますが。

このドラマは原作にとても忠実だというので、小説を確認して見ると、《ぶな屋敷》の中に見つけたわ。
「データ、データ、データだよ!」と、いらいらして声を荒げる。「粘土がなけりゃ、レンガだって作れないだろう!」("Data! Data! Data!" he cried impatiently. "I can't make bricks without clay.")

にわかファンの私ですら興奮したんだから、おそらく映画を見たシャーロキアンたちはこの台詞を聞いてニンマリしたことでしょう




プロフィール

Michiyo

Author:Michiyo
映画と香港が大好き!
ということでメインは映画の感想や香港話になると思いますがよろしく♪
そして原田真二もね。
写真は20数年前、母が作ってくれた「シンジ君人形」(笑)



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